ブラックフライアーズ、ロンドン

建物の一部は後に企業家グループに貸し出され、この地にブラックフライアーズ・シアターを建設した。この劇場は、川を挟んでほぼ真向かいに建つシェイクスピアのグローブ座の近くにあった。 1632年、薬屋協会(Society of Apothecaries)が中世後期のゲストハウスを取得し、彼らの拠点として改築された。 これは1665年のロンドン大火で焼失したが、協会はこれを再建し、駅のすぐ北にある今日のアポセカリーズ・ホールとなった。

この地域のまさに中心には、ポスト・パリオキアの典型である駅からの等距離にあるブラックフライアーズ駅が、全体的に大きなラウンドアバウトに建っている。 その南西にはブラックフライアーズ橋、南には鉄橋がある。 サザークのバンクサイドにあるブラックフライアーズ・ロードは、道路橋への主要なアプローチであり、その北端近くには超高層ビルのワン・ブラックフライアーズが建っている。 ブリッジハウス、オフィスビル、小売店からなる大規模な駅前複合施設周辺の小さな環状道路から北西に向かうと、1916年に製紙会社スパイカーズ・ブラザーズの本社を改装したホテル、クラウンプラザ・ロンドン・シティが、ハードスケープの小さな「広場」にある数本の成木に面して建っている。 この円の南東にはブラックフライアーズ・ミレニアム・ピア(London River Servicesのリバーバスの停留所)がある。

ビクトリア・エンバンクメントはブラックフライアーズからウェストミンスター橋まで川の北岸に沿って西に延びている。 アールデコ調のユニリーバ・ハウスや、駅のジャイレトリーに面したアールヌーボーのパブ、ブラック・フリアーなどが有名である。 さらに時計回りに進むと、バンク・オブ・ニューヨーク/メロン・ビルとマーメイド・シアターがある。

前身の駅は川の南側にあったブラックフライアーズ・ブリッジ鉄道駅で、その痕跡はほとんど残っていない。 現在の駅が開業した1885年に閉鎖され、数十年の間「セント・ポールズ」として利用されていた