気管支無煙化に対する結核の頻度、システマティックレビューとメタアナリシス

Abstract

はじめに。 気管支無煙症は気管支が黒い色素で変色し,気管支閉塞を引き起こす可能性がある. 本研究の目的は、結核と肺の無煙症の関連について、システマティックレビューとメタアナリシスによりデータを収集することである

材料と方法。 無煙肺症(アントラコフィブロシス)患者と非無煙肺症対照群における結核の頻度について十分な情報を持つすべての研究をメタ解析の対象とした。 結核は微生物学的(塗抹または培養)または病理組織学的手法で確認するものとした

結果 12の研究(無煙炭化症に関する研究8件、一般的な無煙炭化症に関する研究4件)、6280人の患者がこのメタアナリシスに入力された。 無煙炭症患者における結核の頻度は22.5%(無煙炭症32.6%,無煙炭症17.25%)であり,対照群に比べ有意に高率であった。 リスク評価では,無煙症の全研究における結核の累積オッズ比は3.16(95%CI=2.49-6.85)であり,対照群より有意に高いことがわかった。 サブグループ解析では,無煙症のサブグループの結核の累積オッズ比(3.28;95%CI=2.16-9.12)は一般用語としての無煙症(2.85;95%CI=1.73-6.61)より有意に高いことが判明した。 結核とすべての肺炭疽症との関連性が確認され,さらなる調査は推奨されない