Alcman 26
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もうだめだ、蜜声の乙女の歌には聖なる力がある、
私の体は私の体重に耐えられるのか?
holy, the color of ocean, light in my heart, and sure.
注:この詩の中でアルクマンは自分がケリロスになりたいと願っているが、この詩を引用したカリストスのアンティゴヌスは、カワセミからその特徴の多くを借りている神話の鳥、オスのハルシオンと定義している、よくわからない言葉である。 アンティゴヌスはこう付け加えている。 “老齢で弱り、飛べなくなると、雌が翼に乗せて運ぶ”。 残念ながら、この魅力的な物語を裏付ける証拠はあまりなく、この詩には、ハルジオンと一緒に飛びたい、背中に乗せたい、という願いが込められている。 ある解説者は、この断片は「乙女の歌」(partheneion-アルクマンの主要ジャンル)の前奏曲で、なぜ詩人が合唱の踊りに参加できないのかを説明しているのではないかと考えている。さらに、合唱が鳥の格好をしているとか、レウカスの岬からサフォーみたいに海へ飛び込んでいると想像している人もいた。 このような絵空事は、アルクマンのギリシャ語の楽しみを大きく損なうものではない。このギリシャ語は刺激的な複合名詞と切ない繰り返しに満ちた叙情的なダクティリック・ヘキサメーターを用いて、催眠的に軽快に進行する。 この詩の断片は、詩人の地上の病弱さと、抒情の名人芸による夢のような飛行との対比によって、アルクマンの最も愛らしく、最も切ない詩となっている。
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著者。 Chris Childers
Christopher Childersは詩、エッセイ、翻訳をKenyon Review, Yale Review, Parnassusなどで発表、または近日中に発表する予定です。 現在、ペンギン・クラシックスのためにアルキロコスからマルシャルまでのラテン語とギリシャ語の抒情詩の翻訳を執筆中。