Alecensa (alectinib)
アレセンサは高い選択性と中枢神経作用、経口剤で、腫瘍が未分化リンパ腫キナーゼ(ALK)陽性の非小細胞肺がん(NSCLC)の治療に使用されています。 アレセンサは、ALK融合タンパク質を標的とするチロシンキナーゼ阻害剤であり、がん細胞内のシグナル伝達を阻害し、がんの増殖と生存を抑制します。
アレセンサは現在、80カ国以上で、ALK陽性の進行性(転移性)NSCLCに対するファーストライン治療薬として承認されています。 また、クリゾチニブ投与後に病状が悪化した、あるいはクリゾチニブによる治療に耐えられなかったALK陽性進行性NSCLC患者さんの治療薬として、90カ国以上で承認されています。 日本では、再発又は難治性のALK融合遺伝子陽性の未分化大細胞リンパ腫という追加適応症で承認されています。 これにより、新たな安全性情報を迅速に特定することができます。 副作用が疑われる場合には、医療関係者および患者さんに報告していただくようお願いしています。報告方法の詳細については、当社の情報をご覧ください。