American Quarterly

Abstract

Asian/Pacific Islander という呼称を通して、「アジア系アメリカ人」と「太平洋諸島民」という全く異なる汎国家・汎民族のカテゴリーの存在と問題を組み合わせ、しばしば混同していることがある。 米国の公共政策、マスメディア、社会運動界におけるAPI、Asian Pacific American、APA、AAPIなどの言葉は、50年以上にわたってハワイの活動家たちの悩みの種であり、論争相手でもあった。 この用語の使用によって、米国に住むすべての太平洋諸島民に影響を与えるデータの歪みだけでなく、その使用は、ハワイのトランスナショナルな先住民同盟の特異性、アジア人が入植者人口のかなりの部分を占めるハワイの入植者植民地分析、そして現在進行中のハワイ主権を求める運動を概念的に見えなくする機能を果たしているのである。 本論文は、この混同の歴史的起源、アジア系アメリカ人や他の非太平洋諸島民によるこれらの組み合わせの用語の持続的使用、および米国のハワイ人や他の太平洋諸島民が抵抗し続けているこのことの主要な結果を探求している