Ankyloblepharon filiforme adnatum|British Journal of Ophthalmology

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過去15年間に当院で診た孤立性Ankyloblepharon filiforme adnatumの3例目である。 他の2例(男児、女児)も糸状菌性アンキロブレファロンの他は全く正常であった。

Ankyloblepharon filiformeは通常、散発的に発生する孤立性の奇形か、3つのMendelian disordersのうちの1つの一部である3。

この異常の病因は不明であり、多くの説が提唱されている。 現在受け入れられている理論は、一時的な上皮の停止と急速な間葉系細胞の増殖の相互作用により、異常な位置での瞼の結合が可能になるというものである8

ankyloblepharon filiforme adnatumの無害な外観は、その臨床的重要性を裏付けている。 健常な乳児では単独の異常として現れることがあるが、広範囲の全身性奇形と関連していることが多い。 眼球自体の異常は、緑内障および虹彩異栄養症に関連した最近の症例報告を除いて報告されていない8。