Apodiform
Size range and diversity of structure
現存する鳥類の中で最も小さいものは、ハチドリ科に含まれ、最も小さい種はキューバのハチドリ(Mellisuga helenae)で、嘴先端から尾端まで62mmしかない。 南米西部に生息する大型のハチドリ(Patagona gigas)でも、嘴と尾の長さはそれぞれ35mmと85mmもあるが、体は大きなスズメほどの大きさしかない。 ハチドリは、嘴と飾り羽の大きさと形以外、構造的な多様性は比較的少ない。 嘴は非常に短い場合もあれば、アンデス山脈のソードハチドリ(Ensifera ensifera)のように他の部位より長くなる場合もある。 また、嘴は直線的なものと、程度の差こそあれ、通常は下向きに曲がっているが、数種では上向きに曲がっているものもある。 尾羽は、ほとんどのハチドリで比較的特殊な形をしていない。 しかし、尾羽が大きく伸び、直線状または湾曲しているものや、尾羽の先端がヘラ状で針金状になっているものもある。 鮮やかな虹色の羽はほとんどのハチドリの体のどこかにあり、喉には特にカラフルなゴージャスがあることが多いが、鈍色のものも数属いる。
Get a Britannica Premium subscription and gain access to exclusive content.
Britannica Premiumの購読はこちらから。 フィリピンのヒメアマツバメ(Collocalia troglodytes)の体重はわずか5グラムですが、旧世界の大型で強力なツバメ属の仲間は30倍も重いのです。 大きさだけでなく、尾の形状も最も顕著に異なる。 アメリカアマツバメ(Chaetura pelagica)などでおなじみのスパインテール・スワイプでは、尾羽の中心軸が羽根(羽の平らな柔らかい部分)を超えて、尖った棘のように伸びているのが特徴である。 尾羽があまり特殊でない他のアマツバメでは、尾自体が角ばった形をしていたり、中程度の叉状になっていたり、深い叉状になっていたりする(燕尾型)。 アマツバメの分類では、足指の位置や脚の羽毛の量など、あまり目立たない構造上の差異がある。