Berlin Heart

「ベルリンハートEXCOR」は、重症心不全の赤ちゃんや小さな子どもの血流を維持する心臓ポンプです。 テキサス小児病院の研究では、Berlin Heart EXCORによる心臓サポートが、小児を心臓移植につなげるための効果的な治療法であることが実証されました。 ベルリンハートEXCORは、2011年に米国食品医薬品局(FDA)から承認を受けた最初の小児用心室補助装置です。

現在までに、ベルリンハートは世界中の約1000人の子どもに使用されており、この種の装置では唯一、重症心不全の赤ちゃんや子どもに使用できるものです。

「ベルリンハート」について

「ベルリンハート®EXCOR」は、左心室から血液を取り出し、その血液を大動脈に送り、本来の心臓が余分に働くのを抑制する「人工心臓」ポンプの一種です。 医師は心臓にカニューレ(柔軟なチューブ)を挿入し、それが皮膚を通って体外にある小型ポンプに接続されます。

ベルリン・ハートを装着した子どもたちは、集中治療室から通常の病室に移り、移植を待つ間、リハビリテーションやよりよい栄養補給を受けることができます。