Cost-effectiveness of allopurinol and febuxostat for the management of gout

背景: 痛風治療におけるアロプリノールとフェブキソスタットの費用対効果。 痛風は米国で最も一般的な炎症性関節炎である。

目的 痛風の管理における尿酸値低下治療戦略の費用対効果を評価すること。

Design: マルコフモデル。

データソース。 公開文献及び専門家の意見。

目標とする集団。 アロプリノールまたはフェブキソスタットが尿酸値低下治療の初期治療として適切である患者。

時間軸。 生涯。

Perspective:医療費支払者。

介入。 5つの尿酸値低下治療戦略が評価された:無治療,アロプリノールまたはフェブキソスタットのみの治療,アロプリノールとフェブキソスタットの順次投与,フェブキソスタットとアロプリノールの順次投与の5つ。 投与方法は、固定量(フェブキソスタット1日80mg、成功率0.80、アロプリノール1日300mg、成功率0.39)と用量漸増(フェブキソスタット1日120mg以下、成功率0.82、アロプリノール1日800mg以下、成功率0.78)が検討されています。

アウトカム指標。 割引後コスト,割引後質調整生存年,増分費用効果比。

ベースケース解析の結果。 いずれの投与シナリオでも、アロプリノール単独療法はコスト削減効果があった。 用量漸増のアロプリノール-フェブキソスタット順次投与は、用量漸増のアロプリノール療法よりもコストは高いが効果は高く、質調整生命年当たりの増分費用効果比は39 400ドルであった。

感度解析の結果。 治療法の相対的な順位は変わらなかった。 しかし、アロプリノール-フェブキソスタット順次投与による用量漸増の費用効果比は、支払い意思額基準である質調整生存年当たり109 000ドルを下回ることに変わりはなかった。

Limitation: 痛風患者の長期アウトカムのデータは、服薬アドヒアランスを含め、限られている。

結論 アロプリノール単剤療法は無治療と比較してコスト削減が可能である。 アロプリノールとフェブキソスタットの用量漸減療法は、一般的な支払い意思額と比較して費用対効果に優れている。