Psychometric testing of a Swedish version of Apathy Evaluation Scale

Background: 神経変性疾患における代表的な症状であるアパシーは,Apathy Evaluation Scale(AES)という尺度で評価されることが多い。 しかし,この尺度はスウェーデン語に翻訳されていないため,臨床や研究への取り組みが止まっている。 さらに、先行研究では、総得点の正当性などの基本的な特性の分析が不十分であったり、疑問のある方法で次元性を分析したりしている。

目的:AESのスウェーデン語版を翻訳し、心理測定学的に評価する。

方法 AESを翻訳し,スウェーデンのBioFINDER試験でその心理測定特性を検証した。対象は認知能力の高い高齢者と軽度認知症状またはパーキンソン症状のある被験者である。 心理測定分析は古典的テスト理論(CTT)に基づき、1991年のMarinらによる英語の原著研究と同様の目的で行われた。 次元性については、さらに多項目相関のマトリックスと並列分析で分析された。

結果 データは、スウェーデンのAESがデータの完全性、スケーリングの仮定、ターゲティング、信頼性に関して満足のいく性能を持つことを示している。 多項目相関行列の主成分分析(並列分析)により、単一成分が同定された。 収束的妥当性と弁別的妥当性の相関は、先験的に予想されたものと一致した。

結論 本研究は,スウェーデン語版AESが英語版AESと同様のパフォーマンスを示し,一次元性を含むCTTによる許容可能な心理測定特性を示すことを初期に支持し,臨床や研究の場で使用することが可能であることを示すものである。