Validity and reliability of Bristol Stool Form Scale in healthy adults and patients with diarrhoea-predominant irritable bowel syndrome
<5558>背景:下痢の多い過敏性腸症候群患者におけるBristol Stool Form Scaleの有効性・信頼性について述べた。 Bristol Stool Form Scale(BSFS)は、臨床や研究で広く用いられている便形態測定のための7点スケールであるが、その妥当性と信頼性の検証は限定的であった。
目的:健康な成人および下痢を主症状とする過敏性腸症候群(IBS-D)患者の便形態測定におけるBSFSの妥当性と信頼性を明らかにすること。
方法 健康成人ボランティア169名から便を提供してもらい、BSFSを用いて便の形状を分類し、便の水分量の測定値およびIBS-D患者19名の数値と比較した。 86人のボランティアが26の便のモデルをBSFSで分類し、精度と信頼性を判断した。
結論 BSFSは妥当性と信頼性を示したが、臨床的判断点(Type 2, 3, 5, 6)付近で困難が生じたため、より大規模な臨床集団で調査する必要がある。 また,BSFSの改良や使用方法の訓練により,妥当性と信頼性を向上させる可能性を検討する必要がある.