Yury Andropov

鉄道員の息子であるアンドロポフは、電信技師、映写技師、ヴォルガ川の船頭を経て工業大学、後にペトロザヴォーツク大学へ進学する。 ヤロスラフ地方の青年共産主義者同盟（コムソモール）のオルグとなり、1939年に共産党に入党する。 上層部は彼の能力を認め、新設されたカレロ・フィニッシュ自治共和国（1940～44年）のコムソモール代表に就任した。

アンドロポフの転機はモスクワへの異動（1951年）で、有望な若手幹部の訓練の場とされる党書記局スタッフに配属された。 駐ハンガリー大使（1954年7月～1957年3月）として、ソ連軍のハンガリー侵攻の調整役として大きな役割を果たす。 その後、モスクワに戻ったアンドロポフは、共産主義者としての地位を急速に高め、1967年にはKGBのトップとなった。

政治局員に選出された後、ブレジネフの健康状態が悪化したため、後継者としての道を歩み始め、1982年にKGBの職を辞した。 ブレジネフの死からわずか2日後の11月12日、共産党中央委員会はアンドロポフをブレジネフの後任の書記長に選出した。 1983年6月16日には最高会議議長に就任し、権力を強化しました。

1983年8月には体調を崩し、以後、公の場に姿を現すことはなかった。 彼はほとんど功績を残さず、かつてのライバル、コンスタンチン・チェルネンコが後を継ぎました。