Long-term outcome after acute type A aortic dissection: does an age limit still exist?

目的:A型大動脈解離後に手術を受けた患者の転帰を分析し、70歳以上と70歳未満、男性と女性で長期生存率を評価することを目的とした研究。

Methods: 1997年9月から2008年10月までに、154名の患者をレトロスペクティブに登録した。 男性102名(66.2%),女性52名(33.8%),平均年齢63.5±12歳,手術時の年齢は80歳以上が7名(4.5%),70~80歳が46名(29.8%),70歳以下が101名であった。 70歳以上の患者と70歳未満の患者を比較し、早期および長期の生存成績と術後合併症を分析した。

結論 急性A型大動脈解離(ATAAD)に対する外科的介入は、年齢だけで患者を除外することはできないかもしれない。 手術時の生物学的年齢と患者の臨床的特徴を考慮することが重要である。 年齢は、ATAADにおける手術の相対的禁忌ではあるが、絶対的禁忌ではない。 長期生存率は、男性と女性で統計的な差はなかった。